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2011.12.3
ドラマではいろいろ良い経験をさせていただきましたが、やっぱり、良い作品を作るために、ちょっとうまくすれば逃げられる点を絶対逃げない、甘えない、妥協しない、という姿勢を思い出すと、年末進行のくじけそうな心に喝が入ります。1話のラストでドリトルが池に入るシーンを撮るために、撮影隊一個小隊がカメラや機材を抱えて、池に飛びこみました。そのシーンを、カモを助けずに見ているだけにしてしまえば、陸地で撮影して終わりだったのに、誰もそれをしませんでした。その、ドラマを視ている人に伝えるための妥協の無い本気が、ドラマ獣医ドリトルという名作を生み出したと思います。
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